自分を責めそうになったときに、思い出したいこと
できなかったことばかりが目につく日に。自分を責める言葉が、もともと誰の声だったのかを一度眺めてみませんか。
できなかったことばかりが、目に入る
一日の終わりに思い出すのは、たいてい、うまくいかなかったことのほうです。あの言い方はきつかったかもしれない。あれもこれも手をつけられなかった。できたことは数えないのに、できなかったことだけは細かく覚えている。
これは性格の問題というより、人の意識のはたらき方に近いものです。危険や不足のほうに目が向くようにできている。だから放っておくと、自然と自分の足りない部分ばかりが並んでいきます。
まじめな方ほど、この傾向は強く出るようです。基準を高く持っている分、届いていない部分がよく見えてしまう。
その声は、もともと誰の声だったか
自分を責める言葉を、少し観察してみると面白いことがあります。「なんでこんなこともできないの」「もっとちゃんとしなさい」。それは本当に、自分の中から出てきた言葉でしょうか。
かつて誰かに言われた言い方を、そのまま自分に向けて使っている。そういうことは、意外とよくあります。長く使っているうちに、自分の考えだと思い込んでしまう。
気づいたからといって、すぐに消せるものではありません。ただ「これは借り物の言葉かもしれない」と一度思えるだけで、その言葉との距離が少し変わることがあります。自分そのものではなく、聞こえてくる声のひとつとして扱えるようになる。
かける言葉を、少しだけ変えてみる
友人が同じ失敗をして落ち込んでいたら、なんと声をかけるでしょうか。おそらく「なんでこんなこともできないの」とは言わないはずです。
その言葉を、そのまま自分にも使ってみる。急に優しくなれなくても構いません。責める言葉が出てきたときに「友人だったらこうは言わないな」と思い出せれば、それで十分です。
ここまで頑張ってきた事実は、うまくいかなかった日があっても消えません。それでも自分への風当たりが強い日が続くようでしたら、その声を一緒に眺めてみる時間を持つこともできます。アトリエさぼてんは、否定しないところから始める場所です。
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